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親子で育つ 千葉県松戸市 NPO団体風の子サークル

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風の子サークルのはじまり/河上るみ子(風の子サークル創設者)

風の子サークル創始者・河上るみ子さん

 昭和63年ごろ、絵本の勉強をしたいと思いましたが、子どもがいると集中して話を聞くことができず、子どもも「静かにね」と言われ楽しくないだろうと悩んでいました。そんなときに藤田さんに出会い相談したら、「じゃぁ、そういうサークルを作ったら、お母さんも集中して勉強できるし、子どもも同じ仲間と遊んだら楽しいよ。」と言われ、「そうだ」と思い、友人知人に助けられて風の子サークルを作りました。そして今まで続いています。

 その間は決して順調ではありませんでした。しかし風の子サークルを続けていくうちに絵本を勉強すること以外に、いろいろな大切なことを私自身得ることができました。その一番は、いろいろなことを深く話せる仲間です。それと私自身が成長を感じられたことでした。また私だけでなく、子どもも自分と同じくらいの子どもや保育者とも関わりの中で、大きく成長していくことを実感しました。

 風の子サークルは社会の小さな縮図です。いろいろな方が参加します。その方たちとどう関わり、お互いの立場を認め合うか、保育者ともども学んでいく会になっています。私の味わった充実感をぜひ若いお母さんに経験してほしいと思っています。私もみんなといっしょに成長している途中です。


子育ては仲間とともに/藤田浩子

風の子サークルのご意見番・藤田浩子さん

「風の子サークル」は子どもを預けて活動するサークルです。預ける親も楽しく、預けられる子どもも楽しく、預かる保育者も楽しく、みんなが楽しく、みんなが成長していくにはどうしたらいいか考えあうサークルなのです。三者三様みんながトクをする「三方一両損」ならぬ「三方みんなトク」するためにどうしたらいいか、話し合っているサークルということです。

 まず子ども。受身の言葉で「預けられる子」と書きましたが、親の活動に「邪魔だから預ける」のではありません。親が風の子サークルの活動を楽しみに通ってくるように、子どもも風の子サークルのお友達と遊ぶことを楽しみに通ってくるのです。そのためには、風の子サークルに来る時間が、子どもにとって一番いい状態になるように生活のリズムを作らなければいけません。具体的に言えば「早寝早起き朝ごはんをしっかり食べて」ということですが、風の子サークルに来る日だけ努力してもうまくいかないことにすぐに気がつきます。見知らぬおばちゃんやお友達と親しくなるには、その前提として、人間関係ができていなければなりません。一番身近な人間であるお母さんとしっかり信頼関係ができているかどうか(私の言葉でいえば「安心の場」ができているかどうか)、それが未知の領域(「冒険の場」)にうまく入っていけるかの鍵になることが多いのです。うまく入り込めれば、そこはもう未知の場ではなく既知の場になりますから「冒険の場」は「安心の場」に変わり、子どもたちも楽しく過ごせるのです。

 次に親。風の子サークルの活動に参加して、一番大変なのは親ですね。参加するまでに生活習慣もきちんと身につけて、子どもとの信頼関係も培ってきた、社会とのつながりも親子で持っていたというような方ならどうということもないでしょうけど、そんな100点満点のお母さんなんか、いままで一人もお目にかかったことはありません。みんな「え〜!かわいがっていたつもりだったのに〜」と自分の子育てを見直すということは、自分の生き方を見直すということにもつながります。子育てを見直し、生き方を見直す、これが風の子サークルの話し合いです。と言っても難しい哲学を話し合っているわけではありません。「テレビを消せなくて」「朝ごはんを食べなくて」「寝るのが遅くて」という発言に「うちではこんなふうにしている」という親からそのコツを聞いたり、保育者から子どもたちの様子を聞いて、睡眠不足やテレビが子どもたちの遊びとどう関連しているか考えあったりするだけです。また「預ける」というのはどういうことなのか、それも話し合っています。

 最後に保育者風の子サークルで一番トクしている人たちです。他人の子をお世話することで、わが子を見るときとは別な視点で子どもをみることができるようになります。自分の子育てに大いに役立つでしょう。それと親の見ていないときの子どもの様子を伝えるという経験を通して「人にものを伝えることの難しさ」も勉強していきます。




藤田浩子さんのこと。

1937年、東京に生まれる。福島県に疎開し、昔話を聞いて育つ。
西小岩幼稚園など幼児教育に携わって50年。「風の子サークル」に関わって20年。
全国各地の幼稚園・保育園・図書館・保健所公民館等で若いお母さんたちにわらべうたや遊びを伝えたり、子育て講演会などを行っている。 (一声社発行の『育つ・育てる』より抜粋。)
2003年International Story Bridge賞を受賞。

このホームページはNPO団体風の子サークルが運営しているものであり、藤田浩子さん宛てのメールは受け付けておりません。ご了承ください。


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