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風の子通信 3月 少し昔のこと「新聞紙」

 
 

 私が子どものころ、新聞は1枚(4面)でした。1面2面は世の中の大事なニュース3面は庶民の出来事でした(今でも庶民の出来事は3面記事と言います)。当時世の中のニュースを知らせてくれるのは、テレビはありませんでしたから、ラジオと新聞でしたが、そのラジオと新聞が戦争中は国に統制され、大本営(天皇に直属する最高機関)発表のニュースしか知ることのできませんでした。そんなわけで「新聞(記事)」はあまり役には立たなかったのですが「新聞紙」はとても役に立ちました。今みたいに紙も豊富にありませんでしたから、お習字の練習に新聞紙を使いました。お弁当を包むのも新聞紙でした。卵屋のおばさんは卵を10個、割れないように上手に包んでくれました。果樹農家では新聞紙で袋を作り、それをモモやリンゴの袋かけに使いました。箒で掃き掃除をするときには、濡らした新聞紙をちぎって撒いておくと、埃が舞い上がらないし濡らした新聞紙に埃が付くし、一石二鳥でした。トイレでお尻を拭くのも新聞紙でした。

ですから、新聞紙はなかなか子どもの手には回ってこなかったのですが、それでも親に頼み込んで新聞紙を分けてもらうと、堅く筒にして刀にしたり、帽子を作ったり、はしごを作ったり、最後は、ちぎって玉にして投げ合ったり、的に当てたりして遊びました。最後の最後は風呂の焚きつけ。とにかくおもちゃ作りにはとても有能な「新聞紙」だったのですが、高度成長期を経て、いくらでも手にはいるようになったら、同時におもちゃ屋も増えて、おもちゃは「作る」ものから「買う」ものになってしまいました。今は新聞を購読しない家庭も増えました。新聞紙遊びなんて無駄かなと思いつつ、保育士研修で紹介しています。




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