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風の子通信2020年10月 少し昔のこと「切符」

   

 何時の頃までだったか、忘れてしまいましたが、昔電車に乗るときは、学生や勤め人が使う定期券以外は切符でした。改札で駅員さんがその切符にハサミを入れてくれました。駅員さんによっては、カチカチカチカチとリズミカルにハサミを鳴らし、次々と切符にハサミを入れていく、まさに職人芸でした。しかも切符にハサミを入れながら「おはようございます」なんて挨拶してくれる駅員さんもいました。改札に「人」がいたころの話です。

 それがイオカードという、改札のこっちからいれると、素早くあっちから出てくるというカードになりました。それからスイカになりタッチするだけで、通れるようになりました。効率化からいえば、素晴らしい進歩です。

 改札に人がいるころは、「薩摩の守」と呼ばれる不正をする学生もいました。乗る駅の切符と降りる駅の切符を持っていれば、途中はタダ乗りができるというあの手です。ご存知とは思いますが、薩摩の守平忠度(たいらのただのり・タダ乗り)にかけたしゃれです。キセルとも言いました。キセルは吸い口とたばこを詰める先の部分だけが金属で途中は竹でできていたので、途中をごまかすという意味です。改札に駅員さんがいたころの話ですから、ずいぶん昔の話なのですが、私にはついこの間のことのように思われます。今は、改札がしっかり機械化されて、不正もできなくなりました。


 



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