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風の子通信2021年4月少し昔のこと

  海を守る人

 
 
今月は強くて優しい、すてきな女性を紹介しようと思います。青森県の北の端、下北半島、その下北半島の北の端にあるのが大間崎のある大間町、大間まぐろで有名ですが、昆布などの海藻もたくさん採れる豊かな海に囲まれています。

 1982年に原子力委員会が、その大間町に新型転換炉の原子力発電所建設を決めたのですが、26年後の2008年に最初の計画を大幅に変更して、やっと着工されました。なぜそんなに遅れたのか、なぜ大幅に変更しなければならなかったのか。予定地の地主を説得して土地を押さえたし、漁業組合に漁業権を放棄させました。それでも最初の計画を大幅に変更せざるを得なかったのは、たった1人土地を売らなかった人がいたからです。熊谷あさこさんです。

 その地主熊谷あさこさんが、あさこさん亡き後は娘の厚子さんが、原発予定地に住んでいるのです。「この宝の海を子供たちや孫たちに財産として残してやりたい、お金に変えられない素晴らしい資源なんです。これからの子供や孫に負の遺産を残さないためにも、自然豊かな大間町を放射能で汚染しないでください。」これは1億円出すと言われても応じなかったあさこさんが、2005年青森県知事に出した嘆願書の一部です。あさこさんのところに、町長も町議も電力会社の社長も来たそうです。今は娘の厚子さんが住んでいる「あさこはうす」は周りの工事で井戸の水も枯れ、道路も閉鎖されそうになったとか。それでもがんばっている本当に「強い人」です。そして子どもたちに負の遺産を残したくないという、本当に「優しい人」です。強くて優しいあさこさんと厚子さん母娘のことを紹介させていただきました。





 




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