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2021年9月〜すこし昔のこと

 

花嫁修業

 

家庭科のことを書いたので、ついでに花嫁修業のことも書きます。私が若い頃、ちょっとお金のある家のお嬢さんは、たいてい、お花、お茶、裁縫、編み物、料理など(もっと言えばお琴や踊りやお作法など)お師匠さんについて月謝を払って習って(昔はおけいこといいましたが)いました。お金のない人も、祖母や母親やおばさんなどに教わって、ひと通りは身につけてから結婚しました。職場にも茶道部とか華道部とかあって、働きながら花嫁修業ができるような受け入れ態勢ができていたように思います。私はそういうものを正式にならったことはありません。花の生け方は母に、お茶については師匠をしていた伯父の所に和菓子目当てに行っては横目でちらちらと眺めた程度です。

話はぽんと飛ぶのですが、アメリカに行ったとき、ある小学校で語った後、5年生の先生に「日本の花の活け方(フラワーアレンジメント)を教えて欲しい、花も買ってきてある」と突然言われ、フランさんはおもしろがって「やってみろ」と言うし、子どもたちの前で冷や汗をかきながら「主になる花を天・地・人の三角形に置いて…」とでたらめを教えてきました。まさに旅の恥はかき捨て。あとで聞いたら、Fujita Hirokoという華道の有名な方がアメリカで日本の生け花を教えていらっしゃるそうで、その方と間違えられたのです。本物の藤田さん、ごめんなさい!

花嫁修業なんていう言葉、今はもう死語でしょうね。私のころはまだ生きていて、良家のお嬢様でなくても、なにかひとつぐらいはおけいこに通っていたのではないでしょうか。今でもお花を活けるのが好きだから、お料理が好きだからと習っている方はいらっしゃるでしょうけれど、花嫁修業としてではないでしょう。






 




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