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2021年10月 少し昔のこと

 

お裾分け

 

 お手玉を使って「ぺったらぺったん 餅搗け餅搗け ぺったらぺったん 餅搗け餅搗け 餅搗けた 隣の人にお裾分け」と歌いながらお手玉を右隣の人に手渡す遊びがあります。先日その遊びをしていて「となりのひとに〜おすそわけ〜」と歌っていたら、若い方に「お裾分けってなんですか?」と訊かれました。そうか、お裾分けの文化もすたれてきたもの、知らない人がいても当たり前だと思いました。

なにかおいしいものを自分のうちで作ったり、よそからいただいたりしたときに、自分たちだけで楽しまないで、そのおいしさをご近所や知り合いの人と一緒に楽しみたい、おいしい思いをみんなで共有したいというのが「お裾分け」です。遊びではありますが、お餅を搗いたら隣近所に分けるものだということを歌ったのです。

旅行に行ったときのお土産もお裾分けの一種です。自分たちばかり楽しんできたから、その楽しさをお裾分けするつもりで、その旅先のおいしい物を買ってきたりします。この土地にはこんなおいしいものがある、このおいしさをせめて留守番している人たちに持ち帰ろう、旅行にこられなかったご近所の人たちにも持ち帰ろう、という気持ちから始まったのだと思いますが、自分だけが楽しむのではなく、楽しさを共有しようという気持ちなのでしょう。お土産ほど大げさでなくてもお饅頭の箱を開けたら、それを2つ3つ「お裾分け」するのが当たり前でした。

 今はかえってわずらわしく思われることも多くなりました。旅行に行かなくても、近所でおいしい物も売っています。わずらわしいこともありますが、ちょっとなくしたくないお裾分け文化です。





 




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